新海誠監督(アニメーション監督)

新海誠監督について

新海 誠監督は、日本のアニメーション監督で、小説家でもあります。

本名  :新津 誠(にいつ まこと)
生年月日:1973年2月9日(50歳)
出身地 :長崎県出身
所属会社:コミックス・ウェーブ・フィルム

てっきり、御自身でアニメスタジオを経営していると思っていたのですが、アニメ制作会社の「株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム(CWF)」に所属しているそうです。

このCWFはアニメ制作(制作・劇場配給・パッケージ販売、海外セールス)だけでなく、作家マネージメント・版権管理業務も行っているそうで、所属作家としては新海誠監督以外にも、「恐怖新聞」で有名な漫画家の「つのだじろう」先生などが所属されています。
https://www.cwfilms.jp/

宮崎駿監督のアニメスタジオ「スタジオジブリ」の鈴木敏夫プロデューサーのような人はめったにいないので、アニメ制作会社に所属する方が、アニメ制作に集中するためにも良いのでしょうね。

監督作品

・ほしのこえ(2002年)
・雲のむこう、約束の場所(2004年)
・秒速5センチメートル(2007年)
・言の葉の庭(2013年)
・君の名は。(2016年)
・天気の子(2019年)

2016年公開の「君の名は。」は、興行収入が「千と千尋の神隠し」に次ぐ歴代4位(邦画では歴代2位)の大ヒット作品となりました。(当時のデータになります。現在は「鬼滅の刃 無限列車編」のため順位を1つずつ下げています)

新海誠監督の経歴

元々は「イース」シリーズで有名なゲーム会社「日本ファルコム」に勤務(1996-2001年)していて、『英雄伝説 ガガーブ トリロジー 海の檻歌』や『イースIIエターナル』のオープニングムービーを担当したのが商業作品としてのスタートでした。

英雄伝説 ガガーブ トリロジー 海の檻歌

イースIIエターナル

その後会社を退社してアニメ制作に本格的に取り掛かるのですが、そのあい間にアダルトゲームブランド「minori」の5作品でオープニングムービーも担当していました。


これはおそらく、アニメ制作には時間とお金が掛かるため、運転資金として業務を請け負ったのだと思います。
楽天の三木谷社長も、「楽天」創業時に楽天からの売り上げだけでは会社が維持できず、コンサルティングの仕事を入れていたと言いますしね。

その「minori」も2019年2月28日に突然ソフトウェア制作を終了すると発表し、新海監督もTwitterで「会社を辞めた時期にオープニング制作のお仕事をいただけたこと、そこで長編では出来ない様々な映像的トライをさせていただけたことは、僕にとって大きな財産です。」とコメントを投稿しています。

約1年かけて自主制作のオリジナル短編アニメ「ほしのこえ」が2002年に完成し、下北沢のミニシアター「下北沢トリウッド」で公開しました。

映画の公開前から、新海監督自ら自身のホームページで制作状況や予告編を公開するなど告知に力をいれた効果もあり、公開初日には劇場に行列ができたそうです。
また、その映像美や主人公に自身の心境をモノローグ形式で語らせるという独特な手法がネットで話題になり、公開から2か月後に発売されたDVDは6万枚以上のセールスを記録したとの事です。(2003年8月時点のデータなので、今はもっと増えていると思います)

この「ほしのこえ」は、新海監督の初の劇場公開作品であり、驚くことに監督・脚本・演出・作画・美術・編集のほとんどを新海監督一人が行った作品になります。(映画本編は25分です)
というか、アニメ映画って一人で作れるんですね。。。

自主製作映画のため予算にも限りがあるので、声優などの経費を減らすため、主人公に心境を語らせるという手法になったのかもしれませんね。

任天堂の人気キャラクター「マリオ」の衣装が青いオーバーオールなのも、当時のファミコンのスペックでは多くの色を使うことが出来ず、苦肉の策として単色の衣装として違和感のないオーバーオールが使用されたというケースもあり、「制限」は新しい発想を生む母体になりますね。

家族

奥さんは、女優の三坂知絵子さんです。
三坂知絵子
※画像はTwitterより

ちょっと私は存じてなかったのですが、多くの映画やドラマに出ている女優さんの様です。

娘さんが一人いて、人気ミュージシャンの米津 玄師(よねづ けんし)がプロデュースした「パプリカ」を演奏する音楽ユット「Foorin」メンバーの「新津ちせ」ちゃんです。
niitsu_chise
※画像は「映画.com」より

「Foorin」メンバーである事よりも、映画『3月のライオン』(2017年3月公開)に、川本三姉妹の末っ子、モモ役で出演していた事の方が驚きでした。
あの子が新海誠監督の娘さんだったか・・・!

しかも、この映画に出ることになったのはオーディションに合格したからですが、新海誠監督の娘であることは伏せていたそうです。
主演の神木隆之介さんなど関係者などにも伏せたままで撮影が続けられ、撮影終了(クランクアップ)後に新海誠監督の娘であることが明かされて神木さんなどが非常に驚いたと言われています。

ただ撮影当時、新津ちさちゃんは6歳だったので、おそらく母親(女優の三坂知絵子さん)が撮影に同行していたと思いますので、そこからバレる気もするのですが。

以上、新海誠監督についてでした。

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