『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』/ 原作:ほのぼのる500、漫画:蕗野冬

マンガ
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2024年にアニメ化もされている、ほのぼのる500先生(原作)と蕗野冬先生(作画)の『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』の感想です。

あらすじ

主人公アイビーが転生した世界では人々は「スキル」と呼ばれる能力を持ち、その強さを「星」の数で評価しますが、アイビーは星を持たない「星なしテイマー」として、周囲から忌み嫌われます。

「テイマー」とはモンスターや動物を仲間にして共に旅をする能力ですが、「星なし」では役に立たないと見なされ、彼女は家族や村人からひどく扱われて森へ追いやられてしまいます。

そこで老婆の占い師ルーバと出会い、ルーバは家から閉め出されたアイビーが一人で生きていくための知恵を授けてくれます。
しかし村人から信望の厚いルーバを妬んだ村長が、風邪を引いたルーバにポーションを渡さなかったため亡くなってしまいます。
その後、実の父と村長が自分を殺そうとしていることを知り、アイビーは村を離れて旅に出ます。

旅の途中で出会ったスライムの「ソラ」をテイム(契約)することに成功したアイビーは、冒険者にも見捨てられたごみ捨て場や森を拠点にしながら、ルーバに言われた通り、世界を回って視野を広げるためソラと当てのない旅を続けていくのでした。

感想

「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」は、異世界転生ものですが、戦闘バトル中心ではなく“心の交流”や“価値の再発見”を描いた作品です。

タイトルから「どんな作品なの? SDG’sに配慮した話とか?」と思いましたが、幼い(8歳)女の子が一人で生きていくために、ゴミ捨て場に捨てられたポーションや生活用品を使いながら、町から街へと移動するロードムービー的な物語でした。

一つの町に定住せず次から次へと移動しながら、行く先々の町の人々との交流を描く世界観は「キノの旅」に近いかもしれません。(「葬送のフリーレン」はちょっと違うかな・・。)

最初は誰からも役に立たないと見なされた主人公が、弱さを受け入れながら少しずつ他者と関わりを持ち、仲間と共に旅をしていく様子に思わずほっこりしてしまいます。

出会った人達との交流を描きながら物語は淡々と進むのですが、それでも続きが気になるのはエピソードの面白さと、作画担当の蕗野冬先生の力量によるものだと思います。

ラトメ村のオグト隊長とヴェリヴェラ副隊長とのやり取りとか、もっと見たかったな・・・

アニメの第2期が決定しているそうです。

まとめ

「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」は、異世界転生というファンタジーの枠組みの中で、アイビーが自分の弱さを受け入れながら出会った人達と絆を育んでいく成長物語として描かれています。

作品全体には「偏見」や「社会的評価」といったテーマが織り込まれており、単なる癒し系ファンタジーを超えた深みを与えています。

「役に立たない」と切り捨てられた少女が、自分なりの価値を見出して活躍していくシーンは「真の強さとは何か?」を考えさせるきっかけにもなるのではないかと思います。

タイトル最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
表紙
作者ほのぼのる500
出版社TOブックス
発売日2019年11月09日頃
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