週刊ヤングジャンプに好評連載中の「キングダム」の最新刊60巻を読みました。
その「あとがき」で知ったのですが、「キングダム」60巻は初版100万部を突破したそうです。
おめでとうございます!!!
単行本の5巻が出た時に友人の勧めで初めて読んでハマってしまい、それから毎週の連載を楽しみにしている私としては、
えっ?まだ100万部行ってなかったの!?
という感じなのですが、現時点(2021年1月)で累計発行部数が7,000万部らしいので、1巻当たり116万部ほどなので、初版で100万部行っていなくても、おかしくはないですね。(※漫画全巻ドットコム調べ)
「あとがき」を読んで驚いたのは、「キングダムを始める時、ぼくは初版100万部をかかげていました。」という、作者の原泰久先生のコメントです。
Wikipediaによると原先生は「キングダム」が最初の連載ですが、初めての連載で「初版100万部」を目標に掲げる時点で、器の大きさを感じさせられます。
本当はもっとすごい!?
しかし本当にすごいのは、初版100万部の点ではなく別の点にあります。
おそらくですが、この初版100万部には電子書籍の部数は入っていないではないかと思っています。
なぜなら電子書籍には初版という概念がないからです。
HON.jpの調べによると、2019年度のコミック市場は紙と電子合わせて4,980億円となっていて、そのうち52.1%が電子書籍が占めています。
この2019年は、初めて紙の市場を電子市場が抜いた記念すべき年になっています。
さらに、現在は外出を自粛する傾向があるため、紙の単行本よりも電子書籍の方が売れやすい状況に拍車が掛かっていると思います。
なので、紙の初版発行部数が100万部であれば、電子書籍を合わせると実際は200万部を超えているのではないかと予想します。
あれっ?
自分で言っておいてなんだけど、累計発行部数との辻褄(つじつま)が合わない気が・・・
マンガのコミックの傾向として、1巻とか2巻の発行部数が一番多く、それ以降はどんどん部数が減っていくのが普通なので、60巻が200万部発行されてるなら、全巻で1億5,000万部くらい発行されていないと数値が合わない。。。
まとめ
また、発行部数の数値はともかく、初版100万部は本当におめでたい話です。
下世話な私としては、「60巻は税抜580円なので、印税10%として58円、100万部で5,800万円か・・・俺の年収の何年分だろう・・・」などと考えて落ち込んでしまうのですが。