ゲームアプリ運営に関する裏話

ゲームアプリ運営に関する裏話を、こそっと教えます。

尚、これは私が実施・経験したり、人から話を聞いた内容を書いているので、業界全般で行われている訳ではありません。

とりあえず思い出した内容だけ書いていますが、さらに思い出したら追加していきます。

アプリアイコンを頻繁に変更する意味とアプリ運営者の意図

「〇〇万ダウンロード突破」や「〇周年記念」、別会社のIP(ゲームタイトルやキャラ、ブランド)とのコラボなどを行う際に、アプリアイコンを変更する事がよくあります。

これは、アプリ内イベントや期間限定イベント(コラボ含む)などをユーザーに伝えるのには、アイコンを変更するのが一番効果的で、かつ無料で行えるためです。

というのも、端末側の設定によりますが、アプリストアのアイコンが更新されると、ホーム画面にあるアイコンも自動で更新される端末が大半なので、ホーム画面に置いてあるアイコンが変わることで「んっ?」と注意を引き、アプリを起動する行動に誘導する事が出来る可能性が高いためです。

もちろん、まだアプリをインストールしていないユーザー向けにも、ストアで見た時にアイコンにイベント訴求した内容が表示される事で、インストールするきっかけになる可能性も高まります。

また、最近アプリを起動していないユーザー(いわゆる離脱ユーザー)も、アプリを削除していなければアプリ内でイベントが開催されていることが分かるので、アプリに復帰する要因になり、これがマーケティング担当にとって非常に重要な意味があります。

アプリによりますが、離脱ユーザーを一人復帰させるのに50~200円ほどのコストがかかります。
しかし、離脱ユーザーはすでに一度ゲームを遊んだことがありルールや操作方法が分かっているので、復帰後の継続率が新規ユーザーよりも高く、また課金額、課金率も高いという特徴があります。

その離脱ユーザーをコストをかけずに復帰させることが出来るので、コラボやアプリ内イベントなどが開催される度にアイコンを頻繁に変更しています。

最近では、1周年や2周年などの周年記念だけではなく、ハーフ・アニバーサリーや1.5周年などの告知イベントも増えてきました。
(それだけ次の周年記念までに売り上げの山場を作りたいという、制作&マーケティング担当の焦りに似た考えがあるのだと思います)

ただ最近は、端末の容量が増えたこともあって1人当たりのダウンロードするアプリの数が増え、ホーム画面にアイコンを直接置くよりも、フォルダに入れられるケースが増えたため、アイコンを変更しても目につかないケースが増え、以前ほどの効果は無くなりました。

ただ、無料で出来る売り上げ促進策でもありますので、アプリ内イベントなどが実施される度に、アプリアイコンは変更されています。

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