今回は「復帰率」についての説明します。
復帰率とは?
復帰率とは、ゲームをやめていたユーザーが、何らかの理由により再びゲームを始めた割合の事を指します。
一般的なソーシャルゲームでは、インストールした翌日に継続してゲームを遊ぶユーザーの割合は約50%と言われています。
人気のゲームでは70~80%のアプリもありますが、平均すると50%前後に落ち着きます。
ひどいゲーム(いわゆる「糞ゲー」)だと、10%もないアプリもあります。
復帰率を上げる方法
ソーシャルゲーム業界では、「ゲームから7日離れたユーザを戻すのは至難の技」と言われています。
それだけに復帰率を上げる方法については各社が試行錯誤して、さまざまな手段を試みています。
復帰を促す手段
1)リターゲティング広告
復帰を目的とした広告です。
過去に遊んだことのあるゲームの運営会社が広告出稿をして、復帰を促します。
ゲームアプリから計測ツールを経由して広告メディアにデータを送付し、一定期間ゲームから離脱しているユーザーに対して広告を表示します。
※Webサイトなどでは、Cokkie(クッキー)などを使用して復帰広告を配信しています。
一度訪れたサイトの商品が、別のサイトの広告で表示されたのを見たいことがあると思います。
これはChromeやBingなどのブラウザに保存されたCokkie(クッキー)を使用して、ユーザーが閲覧したサイトの情報を取得して広告を表示しています。
尚、アプリではCokkieは技術的な問題のため使用できません。
プッシュ通知
スマホのホーム画面などにアプリからの告知が表示されることがあると思います。
これが「プッシュ通知」です。
この手法は、表示をクリックするとアプリが起動するので、復帰を促すのに非常に効果的な手段です。
しかも広告とは違って無料なので、多くのアプリで導入されています。
課題としては、プッシュ通知を設定(OK)していないユーザーが多いため、表示されない事が多い点です。