先日、会社の同僚から
「ゲームのアイテム課金を、任意の金額に制限する方法を知らないか?」
と質問されました。
話を聞くとその同僚は、中学生2年生の息子にスマホを持たせていて、その端末に自分のクレジットカードを登録していたそうです。
そして先日、その息子がソーシャルゲームのアイテムに1万円近く使った事が判明し、課金額を制限する方法を調べているとの事でした。
課金制限の現状
以前の記事でも書いたように、スマホ端末で課金出来ないように設定する方法ではダメなのかを聞いたところ、
「まったく課金できないようにするのは、かわいそうなので避けたい」
との事でした。(なんて親バカ・・・)
最近のソーシャルゲームでは、ユーザーの年齢に合わせて課金できる金額を決めていて、16歳以下のユーザーは5,000円までしか購入できないアプリがほとんどですが、その同僚としては毎月2,000円までに制限したいそうです。
ただ、現在のスマホ端末やゲームアプリの機能では、任意の金額で制限する方法はありません。
子どもが親のクレジットカードを使ってアイテム課金を行い、カードの請求が来てから高額課金が判明して、両親からゲーム会社に返金の問い合わせが来るケースがよくあります。(うちの会社にも・・・)
その対応策として最近のゲームでは、起動画面に「未成年がアイテム課金を行う場合は両親の同意を得ること」を表示しているアプリもあります。
下記は「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」を起動した時に表示される文章です。
他にもアイテムを購入する際に年齢を入力させて、その年齢で課金額の制限をかけるアプリも多くあります。
ちなみに、その画面で未成年なのに20歳以上の年齢を入力してアイテムを購入した場合、一種の詐欺罪にあたるので両親が高額課金の返金を請求しても返金されないことが多いです。
任意の金額に制限する方法
任意の金額に制限する方法で、一番簡単なのは「iTunes Card」や「Google Playギフトカード」をコンビニなどで購入する方法です。
これなら購入した金額以上の課金はできませんので安心です。
ただ毎回コンビニなどに購入しに行くのは面倒ですし、その購入した金額は全額アプリ内で使用しないといけないので、お金の自由度が失われます。
そこで同僚にも紹介した、一番オススメな方法が「楽天バーチャルプリペイドカード」を使うことです。
楽天バーチャルプリペイドカードとは?
楽天バーチャルプリペイドカードとは、その名の通りバーチャル(仮想現実)なカードで、インターネット上の決済でクレジットカードの様に使えるカードのことです。
※バーチャルなカードですので、プラスチック製のカードは存在しません。
基本はこんなシンプルなカードデザインですが、
こんな、子どもからの似顔絵プレゼント風や、
ドラクエ風のカードデザインなどもあります。
メリットとデメリット
ここでは楽天バーチャルプリペイドカードのメリットとデメリットを紹介します。
まずはデメリットからです。
デメリット
有効期限は1年間
楽天バーチャルプリペイドカードには有効期限が定められていて、購入した翌年の同じ月の末日が有効期限になります。
例えば、2017年1月12日に購入したとすると、翌年の同じ月の末日なので2018年1月31日が有効期限になります。
その日を超えてしまうと、カードの残高は失効して使えなくなってしまいます。
ですので、使う分だけ購入する様にしましょう。
また、使っていくと残高の端数(残り62円など)が出てきますが、これはAmazonでAmazonギフトカードを購入することで無駄なく使いきることができます。
2)楽天カードが必要
楽天バーチャルプリペイドカードを発行(=購入)できるのは、楽天カードのみとなっています。
そのため、楽天カードを持っていない人は、新規に楽天カードを申し込みする必要があります。
これが一番のデメリットかもしれません。
メリット
次はメリットです。
1)世界中のサイトで決済可能
楽天バーチャルプリペイドカードは、国際カードのマスターカード(MasterCard)ブランドですので、MasterCardに加盟している世界中のショッピングサイトで利用可能です。
(もしかしたら使えないサイトがあるのかもしれませんが、私は今まで使えなかった事がありません。)
2)任意の金額で発行可能
楽天バーチャルプリペイドカードは、任意の金額で発行(=購入)できるので、一定金額以上使用したくない場合などに最適です。
最低購入金額は500円で、1円単位で好きな金額に設定することができます。(最大金額は3万円まで)
今回、同僚に勧めたのは、この使い方になります。
ちなみに私の場合、月額課金サイト(例えば「Hulu」など)のお試しに申し込む時は、この楽天バーチャルプリペイドカードで登録しています。
こうする事で、うっかり解約を忘れた時にも金額が足りずに決済が完了しないので安心です。
3)不正利用されにくい
楽天バーチャルプリペイドカードを発行(=購入)する度に、異なるクレジットカードの番号が発行されるので、使い捨てのクレジットカードの感覚で使うことができます。
またクレジットカードの番号とも異なるので、万が一、楽天バーチャルプリペイドカードの番号を知られても本当のクレジットカードが悪用されることはありません。
4)複数枚発行できる
楽天バーチャルプリペイドカードは複数枚発行できるので、サイトごとに違うカードを登録しておくと、ショッピングサイトでクレジットカード情報の流出などが発生した際にも被害を最低限に食い止めることができます。
また発行したカードごとに名前をつけられるので、利用目的や、どこのサイトに登録したカードかが一目で分かります。
5)年会費無料
年会費は当然無料で、購入手数料も必要ありませんので、気軽に使うことができます。
6)楽天ポイントがたまる
楽天カードで楽天バーチャルプリペイドカードを購入すると、購入金額に対して楽天ポイントが付きます。
付与されるポイントは購入金額の1%なので、500円分購入すると5ポイント付きます。
ですので、楽天市場で購入する際にも楽天バーチャルプリペイドカードを購入して支払えば、ポイントを無駄なくもらうことができます。
7)残高を合算できる
楽天バーチャルプリペイドカードを購入する際に、他の楽天バーチャルプリペイドカードの残額を合算することができます。
残高を合算すると、有効期限は新しいカードのものになりますので、有効期限月になって残高が残っている場合は、500円分を新規で購入して合算すると、1年間有効期間を延長することができます。
また、残高を合算した後の上限金額は通常の3万円から5万円に引き上げられるので、例えば4万円の商品を購入する場合は、最初に3万円分の楽天バーチャルプリペイドカードを購入し、その後で1万円分を購入して残高を合算する事で購入できます。
8)お得なキャンペーンがある
年に数回、楽天バーチャルプリペイドカードを対象にしたお得なキャンペーンが開催されるので、その時に購入すると非常にお得にネットでの買い物をすることができます。
通常購入金額に対して1%の楽天ポイントが付与されますが、キャンペーン期間中は付与されるポイントが2~3%になります。
たとえば、ポイントが3倍のキャンペーン期間中に1万円分の楽天バーチャルプリペイドカードを購入すると、通常100ポイント付与されるところ、3倍の300ポイント付与されます。
ただ、注意しないといけないのは、このキャンペーンで上乗せ付与される楽天ポイントが期間限定ポイントである点です。
このキャンペーンが開催されている間に少し多めに購入しておくと、非常にお得なのでオススメです。
有効期間内に使い切れない場合は、新規で500円分購入して、1年間延長すれば良いだけですので。
他のメリット
現在楽天カードでは、SPU(スーパーポイントアッププログラム)というキャンペーンを常時開催していて、楽天カードで支払う通常1%のポイントが4%付きます。
さらに楽天アプリをダウンロードして、アプリ経由で購入するとさらに1%追加して、合計5%のポイントが付いてきます。
つまり、カード支払いとアプリ経由で、楽天市場での買い物が常時5%OFFと同じことになります。
※楽天プレミアムカードは年会費が有料で、楽天モバイルも利用するにはスマホを解約する必要があるかもしれないので抜いています。
また、楽天カードでは入会キャンペーンとして、2,000~3,000相当の楽天ポイントをプレゼントするキャンペーンも実施しているので、まだ楽天カードを持っていない方は、作っておくと色々なメリットがあるのでオススメです。