【ゲーム業界用語】マリオカート効果

かい
かい

今回は「マリオカート効果」についての説明します。

マリオカート効果とは?

家庭用ゲームの名作「マリオカート」で取り入れられている(と言われている)システムで、順位が下位にあるユーザーが上位グループに追いつきやすいような「仕組み」(ダッシュ力が強くなる、効果の高いアイテムが手に入りやすくなる、など)を入れることで、自然な競争を演出する効果のことです。

この事から転じて、「レベルの低いユーザーの方が、ガチャでレアアイテムが出る確率が高い」と言われている事を指します。

つまり、ソーシャルゲーム運営会社が利益を上げるために、課金を頻繁にするユーザーほどレアアイテムが出にくい仕様(アルゴリズム)になっている、という意味でもあります。

これは別名「ラバーバンド効果」と呼ばれています。

おもちゃの車と車を、ラバー(ゴム)でバンド(紐づける)のをイメージすると分かりやすいと思います。

2台のおもちゃの車をゴムで連結して、前の車を引っ張ると後ろの車も引っ張られて、前の車よりも速い速度で前の車に近づきます。

このように、後ろの順位の人を前の順位の人に近づけることで競争を促します。

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まとめ

ネットの情報では、某ソーシャルゲームのプラットフォームを運営している会社が就職説明会で、「『マリオカート効果』を実装していると言っていた」と書かれていたりしますが、これはおそらくガチャではなく、対戦した敵の落とすアイテムが、レベルの低いユーザーの方が良いアイテムになっている、という意味ではないかと思います。

 

実際にソーシャルゲームで、レベルの低いユーザーの方がガチャで良いアイテムが当たりやすいかどうかは運営会社しか分かりませんが、外部に情報が漏れた時のリスクを考えると、実装はされていない気がします。(特にコンプガチャが自主規制されてからは)

 

 

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