一昨日の12月1日から「ニンテンドーアカウント」の受付が始まりました。
ニンテンドーアカウントの特長
・3SDやWiiなどのゲーム機がなくても登録が可能
・スマホやPCからの登録が可能
・FacebookやTwitterなどのSNSアカウントでのログインも可能(※一部機能に制限あり)
※ソフトの購入や体験版のダウンロードには、「ニンテンドーネットワークID」の紐付けが必要。
ニンテンドーアカウントとニンテンドーネットワークIDとの違い
ニンテンドーアカウントは、今後リリース予定のスマートフォン向けアプリ用のアカウントサービスです。
ニンテンドーネットワークIDを、ニンテンドーアカウントのログインアカウントとして登録する事も可能なので、ニンテンドーアカウントと連携しておけば、今までと同じように利用できます。
また、2016年2月1日までは、アカウント登録キャンペーンを実施していて、残高チャージ1,000円ごとに100円分のポイントがもらえますので、あらかじめチャージしておくと実質10%引きでゲームを購入することが出来ます。
考えた事
ニンテンドーアカウントの登録受付開始と同じ12月1日から、ドコモの新しいアカウント「dアカウント」が開始されました。
新しいアカウントサービスといっても、これまであった「docomo ID」の名称を変えただけなので、完全に新規で始まるサービスではありませんが、同じく12月1日にサービス開始された「dポイントカード」を登録するにはdアカウントが必要になり、ドコモ端末を利用している人以外でも登録できるので、ドコモユーザー以外にとっては新規サービスになります。
この「dポイントカード」は、これからどういう展開を考えているのかあまり見えてきませんが、先着30万名にローソンの「新黄金チキン」をプレゼントしていたので、かなりのユーザーが登録しているのではないかと思います。
これらの事から、ドコモや任天堂などの業界最大手企業ゆえに時代の流れに対応できておらず、危機感を感じてユーザーの囲い込みに走っているような感じがします。
これまでのように「業界内で最大シェアを取ったから安泰」という時代ではなく、常に競合となる企業や代替品の出現、業界の枠組み自体を変える「パラダイムシフト」などが起こります。
ドコモにとってはauやソフトバンクなどの同業者との競争だけではなく、ソフトバンクの大躍進のキラーコンテンツになった「iPhone」の発売や、そのポテンシャルを見誤って当初は取扱いしなかったために、短期間で大きくシェアを落としました。
また任天堂も、それまでは家庭用ゲームという枠組みでソニーやセガ、マイクロソフトと戦っていたのが、スマートフォンの出現で、それまではライバルとは考えていなかったmixiやガンホーなどにユーザーを奪われました。
これらの教訓から、どのような環境の変化があっても顧客をしっかりつかんでおけば様々な対応策をとることが出来るため、囲い込みを最優先事項として進めているのだと思いました。
まとめ
ところで、ニンテンドーアカウントは事前告知が一切なしで、いきなり登録受付が開始されたのですが、何か急がないといけない理由があったんでしょうかね?
まさかdアカウントへの対抗!?
現時点でニンテンドーアカウントを作成しても、メイン機能は2016年3月のスマホ用アプリのリリースがされてからになるので、それほど事前に登録するメリットを感じないのですが・・・