すごい本をみつけました!
その名も「東大から刑務所へ」
これはマジで凄い本だわ!!
ホリエモンこと堀江貴文さんと、元王子製紙会長の井川意高さんの対談集なのですが、その二人の共通点が面白い!
井川意高さんとは?
井川意高さんは、製紙業界最大手の大王製紙の創業者、井川伊勢吉さんの孫で、2007年に42歳の若さで大王製紙の第6代社長になった方です。
その後2011年6月に、182億円もの赤字決算の責任を取る形で社長を辞任して取締役会長に退きましたが、会長の任期期間に子会社から総額106億円ものお金を借りたことで、特別背任の容疑で逮捕されました。
一審の東京地方裁判所では、懲役4年の実刑判決が言い渡され、その後の高等裁判所への控訴、最高裁判所への上告も行いましたが、どちらも棄却されました。
その後収監され、3年2カ月後の2016年12月に仮出所しました。
何よりもすごいのは、そのお金の使い道。
子会社から個人的に借り入れたお金の大半を、シンガポールやマカオのカジノで使っていたというから大物です。
ちなみに東京地検特捜部は、106億円の使い道として「大物政治家への裏金」「高級官僚への利益供与」を想定して捜査をしていたが、99%はカジノで、残り1%は飲食で使っていた事が判明し、拍子抜けしている様子が井川意高さんの前著「熔ける」で描かれています。
2人の共通点
ホリエモンと井川意高さんの共通点は、「東大卒」と「元大企業の経営者」、そして「逮捕され刑務所に入った事がある」です。
その本の帯に書いてある言葉が凄い!
人生で大切なことは、すべて塀の中で教わった
なにこの名言!?
こんな想定外の組み合わせを、どこの出版社が考えたのかと思ったら、幻冬舎でした。
さすが幻冬舎。。。目の付けどころが違う。
しかも「エリートが辿り着いた〝ムショの教え〟」というものもあって、これも深いです。
ムショの教え
・人間の嫉妬ほど怖いものはない
・「成り上がり」は真っ先につぶされる
・裁判官の年収以上の金を動かした人間は全員悪人
・ドンペリより運動後の麦茶のほうが美味い
・くだらない愚痴を言い合えない環境ほど辛いものはない
・刑務所では前を向いてはいけない。後ろを数えろ
・すべてを失って初めて、自分らしい生き方が見つかる
・夜の独房で「死の恐怖」と戦って分かること
・どんな大恥をかいたって、すぐにみんな忘れてくれる
・結局、仕事に勝る自由はない
・シャバでついたアカは刑務所に入ってキレイに落とせ
最後の項目は微妙な気がしますが、全体的に深いです。
早速注文して読んでみます。