昨日、ブログ記事を書いていたときに、ふとある事に気づきました。
これまでは外部ページへリンクさせるのに「target=”_blank”」を記載していたのですが、この「target=”_blank”」は、もう記載する必要がないのではないかと。
「target=”_blank”」をつけていた理由
この「target=”_blank”」属性は、リンクをクリックして外部ページに遷移するときにページの開き方を指定するものです。
その「target=”_blank”」を記載しなければ、同じページ内で外部リンクを開き、記載すれば別ページとして開くようになります。
Google ChromeなどのPC用ブラウザの方が理解しやすいのですが、「target=”_blank”」をリンクのソースコードに記載しておくと、リンクをクリックした時に新しいタブを自動で追加してページを開きます。
そして指定していないと、今見ていたページのまま新しいページを開きます。
同じページ内でページを開いた(=「target=”_blank”」を記載しなかった)場合、ユーザーが外部サイトのページを読んだ後にページを閉じてしまうと、元のページ(自分のサイト)に戻るには、再度Googleなどで検索するかページの表示履歴から表示するなど、ユーザー側の作業が必要になります。
しかし「target=”_blank”」を記載して別ページで開いた場合、ユーザーが外部サイトを読み終えてそのページを閉じると、元々見ていたページ(自分のサイト)が表示されることになります。
つまり、また自分のサイトに戻ってきてもらいやすいように「target=”_blank”」を付けていました。
いわゆる「ユーザーの囲い込み」です。
スマホ向けサイトの場合
しかし、このブログもそうですが、PCではなくスマホユーザーがメインターゲットの場合は状況が変わってきます。
通常スマホでWEBサイトを見ていた時に元のページに戻ろうとすると、見ていたページを閉じるのではなく、端末に用意されている「戻る」ボタンで元のページに戻るのが大半だと思います。
もし外部ページを新しいページで開いていた場合、元のページに戻るためには、一旦開いているブラウザをすべて表示してから、開きたいページを選択する必要があります。
これではユーザビリティが低くなりますし、「ユーザーの囲い込み」どころか、「ユーザーの離脱」を促進する結果になります。
そのため、スマホ向けのWEBサイトを運営している場合は、外部サイトを別ページで開くのではなく、同じページ内で開いた方がユーザビリティが上がる事に昨日やっと気づきました。