ユーザーが一番最初にアプリの情報に触れる点として、アプリアイコンがあります。
「アイコン次第でダウンロードされる数が変わる」と言われており、各社で様々な工夫が行われていて、ヒットするアプリのアイコンには主に3つの傾向が見られます。
ヒットするアプリのアイコンの3つの傾向
1)アイコンに枠をつける
売り上げ上位のアプリアイコンに共通する最初の傾向として、「アイコンに枠をつける」があります。
2015年10月23日(金)20時時点では、売り上げ上位アプリの20アプリ中9アプリが採用しています。(以前は7~8割のアプリが採用していました)

昔のアイコン一覧が見つからないので確かではないですが、私の記憶ではこれを最初に始めたのは「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」だったと記憶しています。
そして、他のアプリも同じように枠を付け始めて、売り上げ上位アプリの大半が採用するようになりました
枠線の上にキャラクターがはみ出すことで、立体感を表すことができ、勢いと躍動感が増すと言われています。
(それまでのアイコンは平面的で、他のアプリと差別化するために、赤や青、黄色などの原色を使ったアイコンが多数ありました)
また他に共通しているのは、フレームは金色という事です。
これは、アプリの高級感を出すためと言われています。
2)アイコンにタイトルを入れない
売り上げ上位のアプリアイコンに共通する2番目の傾向として、「アイコン内にゲームタイトルを入れない」というのがあります。
これはアイコンという限られたスペースの中で、出来るだけアプリのアピールをするために、タイトルを入れるよりもキャラクターを表示することを優先したためになります。
2015年10月23日(金)20時時点では、売り上げ上位アプリの20アプリ中14アプリが、アイコン内にタイトルを入れていません。

3)ゲームのメインキャラ1名だけ表示する
そして売り上げ上位のアプリアイコンに共通す3番目の傾向として、「ゲームのメインキャラ1名だけを表示する」があります。
2番目と同じで、スペースの問題もありますが、メインのキャラ1名だけを表示することで、ゲームの世界観やキャラクターの魅力が伝わりやすいというメリットがあります。
2015年10月23日(金)20時時点では、売り上げ上位アプリの20アプリ中14アプリが、ゲームのメインキャラ1名だけを表示しています。

まとめ
この3つの傾向の他に、ヒットしているアプリは「同じアイコンを継続して使っている」というものもあります。
これは同じアイコンを継続して使う事で、ユーザーに認知されやすくなりますので、ヒットしているアプリほど同じアイコンを使い続ける傾向があります。
また、ヒットアプリはTVCMを放映していることなども大きく関係しています。
TVCMではアイコンを表示することが多いので、頻繁にアイコンを変更すると、同じアプリと認識されずにダウンロードされないリスクがあるからです。
逆にアイコンを定期的に変えることで、以前遊んでいたけど止めてしまったユーザーが、新しいアプリと勘違いしてダウンロードする事を狙っているアプリもあります。
これは継続率の悪いアプリに多い傾向がありますが、結局はすぐに止めてしまう事になるので、ゲーム性が変わるくらい内容を変更した場合以外はあまり有効な手段ではありません。
また、2~3年前のアイコンの傾向として、
・女性キャラ
・全員左側を向いている
・赤毛キャラが多い
などの共通点もありました。
一時期は同じような赤毛の女性キャラばかりで、どのアプリかよく分からない時期もありました。
あぁ、あの時撮ったスクリーンショットが見当たらなくて残念・・・