あまり知られていませんが、漫画家同士の夫婦はとても多いです。
漫画家の過酷なスケジュールで出版社などのパーティなど以外で出会いが無い事や、漫画家の独特な世界観同士で意気投合することが多いためだと思われます。
今回は、漫画家同士で結婚した方々を紹介します。
あなたの知らない意外な夫婦もいるかも?
有名すぎる漫画家同士の夫婦
松本零士先生&牧美也子先生
トップバッターは『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』の松本零士先生と『悪女聖書』の牧美也子先生です。
漫画家界の大御所である松本零士先生も、漫画家同士で結婚されています。
昨年には、夫婦の作品を展示したコラボ展なども開催していました。
冨樫義博先生&武内直子先生
次は『HUNTER×HUNTER』や『幽遊白書』の冨樫義博先生と、『美少女戦士セーラームーン』の武内直子先生です。
富樫先生の遅筆は有名で、これまでも何度も原稿を落としていて、まだ二人が付き合い始めた頃から、武内先生は自分の原稿が終わり次第、富樫先生の原稿の手伝いに行っていたそうです。
そういえば、今月(2016年6月)に『HUNTER X HUNTER』の33巻が発売されることが、Yahoo!ニュースのトップに掲載されていました。
新刊の発売でahoo!ニュースのトップってと思った記憶が。。。
Amazonで確認すると、32巻の発売が「2012/12/28」になっていたので、32巻から33巻までの間に3年半も空いていたんですね。
弘兼憲史先生&柴門ふみ先生
『課長 島耕作』の弘兼憲史先生と、『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』で有名なの柴門ふみ先生も夫婦です。
『課長 島耕作』は、弘兼先生が元々働いていた松下電器(現パナソニック)をモデルにした初芝電器産業を舞台にしたビジネスドラマで、最初は課長だったのが、昇進するごとにタイトルが変わり、『部長 島耕作』、『常務 島耕作』、『専務 島耕作』、『取締役 島耕作』、『社長 島耕作』、『会長 島耕作』となっていった、非常にレアな漫画です。
私も社会人になった当初、古本屋で一括購入した『課長 島耕作』を読んでいたのを今でも覚えています。
内容はうろ覚えですが、、、
また過去編として、学生時代を書いた『学生 島耕作』、新入社員時を描いた『ヤング 島耕作』などもあります。
柴門ふみ先生の『東京ラブストーリー』は、天真爛漫な赤名リカと、リカに振り回される永尾完治(カンチ)を描いた作品で、織田裕二さん、鈴木保奈美さん主演でTVドラマ化もされました。
「カンチ セックスしよ」というセリフは、あまりにもインパクトが大きすぎて、今でも忘れられません。。。
新谷かおる先生&佐伯かよの先生
『エリア88』、『ふたり鷹』、新谷かおる先生と『燁姫(あきひ)の佐伯かよの先生も夫婦です。
最初は夫婦なのを知らなくて、佐伯かよの先生の絵を初めて見た時は、あまりに絵が似ているので新谷先生のアシスタントの方だと思っていました。
新谷先生の『ふたり鷹』と『クレオパトラD.C.』は、すごく好きだったな・・・
鳥山明先生&みかみなち先生
『ドラゴンボール』の鳥山明先生の奥様も、漫画家のみかみなち先生です。
鳥山明先生は紹介する必要がないくらい有名ですが、奥様のみかみなち先生は、あまり知られていません。
1975年のデビューして1985年には漫画家を引退したので活動期間は10年間なのですが、それまでに単行本になったのは2タイトルだけなので、漫画家としては売れたとは言えないようです。
ただ『ドラゴンボール』の孫悟空の必殺技「かめはめ波」は、みかみなち先生が発案したそうなので、奥様として鳥山先生を支えていたんですね。
ちなみに、この「かめはめ波」という名前がハワイの英雄「カメハメハ大王」を馬鹿にしていることで、ハワイでは『ドラゴンボール』のアニメの放映はされていないそうです・・・
本宮ひろ志先生&もりたじゅん先生
『サラリーマン金太郎』『男樹』の本宮ひろ志と『人生上々』のもりたじゅん先生も夫婦です。
実のところ、少女漫画家であるもりたじゅん先生の事は知らなかったのですが、これだけ絵柄や作風の違う二人が夫婦だということが、とても意外で面白いですね。
山科けいすけ先生&森下裕美先生
『C級さらりーまん講座』の山科けいすけ先生と『少年アシベ』森下裕美先生も夫婦です。
『少年アシベ』は20年ぶりにアニメ化されるようですね。
時代が、あのほのぼのとした作風を求めているんでしょうか?
ゴマちゃんを抱っこしたい・・・
光原伸先生&浅美裕子先生
独特の世界観で多くの読者を魅了した『アウターゾーン』の光原伸先生と、女性漫画家でありながら「週刊少年ジャンプ」で『WILD HALF』を連載していた浅美裕子先生も夫婦です。
『アウターゾーン』は『世にも奇妙な物語』の漫画版みたいで独特の世界観が好きだったな・・・
あと『WILD HALF』も、詳細は忘れましたが、人間の言葉を話す犬と主人公との会話が面白くて毎週ジャンプで読んでいました。
女性なのに、少年誌、しかも週刊誌であるジャンプで連載をしていたのは本当にすごいと思います。
そういえば、同じくジャンプで『マインドアサシン』を連載していた「かずはじめ先生」も女性漫画家だったのを思い出しました。
ちなみに、かずはじめ先生の旦那さんは、週刊少年ジャンプ10代目編集長の瓶子吉久さんです。
わたべ淳先生&高見まこ先生
ヤングジャンプで連載していた、ちょっぴりエッチな女子高生漫画『レモンエンジェル』の作者わたべ淳先生の奥様が、同じくヤングジャンプで連載していた『いとしのエリー』の高見まこ先生です。
『レモンエンジェル』は、すごく読みたかったけど、読んでいる姿を見られるのが恥ずかしくて読めなかったな・・・
後、『いとしのエリー』は、サザンオールスターズの名曲をイメージして造られたものだと勝手に思い込んでいたので、初めて読んだ時はイメージとのギャップで、なかなか頭にストーリーが入って来なかった事を思い出しました。
真船一雄先生&伊藤実先生
週刊少年マガジンで連載されていた『スーパードクターK』の真船一雄先生の奥様が、同じマガジンで『おがみ松五郎』連載していた伊藤実先生です。
『スーパードクターK』は、どうみてもケンシロウが白衣を着ているとしか思えないビジュアルと、手塚治虫先生の『ブラックジャック』を連想させるストーリーが好きでした。
後、奥様の伊藤先生が女性なのは単行本のコメントで知っていましたが、さっきまで完全に忘れていました・・・
アーノルド・シュワルツネッガーが大好きなだけあって、主人公がシュワちゃんそっくり!
まとめ
こうしてみると、漫画家同士の結婚はやはり多いですね。
他にも『いじめてくん』の吉田戦車先生と『おいピータン!』の伊藤理佐先生など、他にも描ききれないくらい多数いるので、是非調べてみてください。
なんのメリットもありませんが・・・