【作者列伝】東村アキコ先生 /『海月姫』『東京タラレバ娘』『かくかくしかじか』

「東京タラレバ娘」や「海月姫」で有名な、東村アキコ先生についてです。

名前 東村アキコ(本名:森明子)
生年月日 1975年10月15日
出身地 宮崎県串間市
代表作 ・東京タラレバ娘
・海月姫
・かくかくしかじか

東村アキコ先生について

東村アキコ先生の特徴は、作品のいたるところに独特なギャグとユーモアが散りばめられ、テンポよく展開される点です。
また、女性のリアルな悩みや葛藤などの表現が非常に上手く、リアルな人間描写に定評があります。

作品ジャンルは幅広く、「ママはテンパリスト」などのエッセイ風のものから「東京タラレバ娘」などの恋愛もの、「美食探偵 明智五郎」の推理物、「雪花の虎」の歴史ものなど、特定のジャンルにこだわらず、常に新しいジャンルに挑戦しています。

弟もプロの漫画家

東村アキコ先生の弟さんもプロの漫画家で、森繁拓真(別名儀:木林拓真、森拓真)というペンネームで活動しています。
代表作として、アニメ化・ドラマ化もされた「となりの関くん」があります。

また、東山先生が指定するお店を食べに行き、食レポするグルメエッセイマンガ「いいなりゴハン」も描いています。
当初は東山先生がお勧めするお店を編集者と2人で食べに行く予定だったのが、最初のお店が大阪の十三(じゅうそう)だったことから編集者が抜け、一話目から一人で大阪まで食べに行くことになったり、3話連続でホルモン屋だったりと、想定外の展開が続き面白い漫画でオススメです。(2話目から東山先生がいきなり参加してます)

ちなみに弟さんも漫画家になっていることについては、
漫画家って、意外と誰でもなれるんだな、と思いました
と、自伝的エッセイ集「もしもし、アッコちゃん?」で書いています。

ペンネームの由来は元カレの名前から

東村アキコ先生のペンネームの由来は、金沢での美大在学時から付き合っていた彼氏の名前「西村」から来ています。
彼氏が「西村」なので、反対方向の「東村」に変えて、本名の「明子」をカタカナにした「東村アキコ」をペンネームにしたそうです。

幕末の英雄高杉晋作も、西行法師に憧れて「東行」と号をつけたので似ていますね。

家族もどんどんマンガに登場

東村アキコ先生は、家族を積極的に漫画に登場させています。
最初の結婚相手IKKANさんとの間に生まれた息子「ごっちゃん」は、「ママはテンパリスト」で主役になっていますし、父親の森健一さんは「ひまわりっ 〜健一レジェンド〜」でタイトルロールとして出ています。

また「ひまわりっ」と「かくかくしかじか」では、母親(森伸子さん)と弟(森拓真さん)も登場しています。

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