【ゲーム業界用語】デスマ(デスマーチ)

かい
かい

今回は「デスマ(デスマーチ)」についての説明です。

 デスマとは?

デスマーチとは、長時間の残業や徹夜・休日出勤の常態化といった、プロジェクトメンバーに極端な負荷・過重労働を強い、通常の勤務状態では成功する可能性がとても低いプロジェクト、およびこれに参加させられている状況を主に指す。(WikiPediaより)

デスマとは、プロジェクトの終盤に差し掛かっているにも関わらず、計画通りにプロジェクトが進んでおらず、深夜までの残業や休日出勤などが恒常化している状態を指します。

デスマになる主な要因

デスマになる主な要因は下記の3つです。

1)たび重なる仕様変更

2)甘すぎる工数見積もり

3)人員・スキル不足

4)上記全部

1番目の「たび重なる仕様変更」は、受託開発をしている会社に多い例です。

クライアント(発注者)からの要望で仕様が大幅に変更されたり、詳細な仕様が開発後期になってから決まることから発生します。

また自社開発の場合は、アプリのβ版を見せた時などに幹部クラスの人間が、「ここをこうした方がいいんじゃないの?」と無責任に発言することでよく発生します(笑)

2番目の「甘すぎる工数見積もり」も受託開発をしている会社に多い例です。

受託開発をしている会社の営業マンが、受注するために工数の見積もりを圧縮することで見積金額を下げ、その案件を受注することから発生します。

また自社開発の場合は、プロデューサーなどが、企画を通すために開発期間を短く見積もることで、開発コストを安く見せて企画を通すことでよく起こります。

3番目の「人員・スキル不足」は、元々からプロジェクト自体に割り当てられた人員が少ない場合や、過酷な労働状況で体調を崩し、会社に来れなくなったメンバーが増えることから起こります。

また、制作担当に新入社員やスキルが不足している社員などがいると、その人数分予定通りに作業が進まない上に、先輩社員が教えることで時間がとられ、全体のプロジェクトの進行遅れが発生します。

そのしわ寄せのすべてが制作担当に来て、デスマーチに突入することになります。

まとめ

昔、取引している委託先会社の制作担当者から、初めてこの言葉を聞きました。

非常に顔色が悪かったので、「大丈夫ですか?」と聞くと「今、デスマ中なので・・」と苦しそうに返答されました。

てっきり「ステマ」の聞き違いかと思ったけど、それでも意味が分からず、「気を付けてくださいね」といって送り出した後に、ネットで検索したのを昨日の事のように思い出します。。。

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